メインカウンセラー紹介

以前の私は、とにかく仕事こそが人生のすべてだと思い、脇目も振らずに働いていました。ありがたいことにご縁に恵まれ、20代で企業の経営の一端を任され、その後、独立して自ら不動産会社を立ち上げることもできました。忙しくも充実した日々、仕事を通して社会と関われることに、私は大きなやりがいを感じていました。

しかし、数年前、最愛の妻が難病を患い、私の人生は一変しました。 「仕事か、妻か」。究極の選択の中で、私は迷わず、一日でも長く妻のそばにいることを選びました。3年前、私は手塩にかけた会社を手放す決断をしたのです。

ですが、その決断は、予期せぬ形で私を苦しめることになります。会社を売却した後に、大きな経営上のトラブルに巻き込まれ、妻の闘病を支える傍らで、心身をすり減らす日々が続きました。長引く争いを避け、残された妻とのわずかな時間を守るため、最終的に私は「和解」という道を選び、それまで築き上げてきた資産の多くを手放すことになりました。

そして昨年の夏、懸命の看病も及ばず、妻は静かに旅立ちました。 彼女は最期、延命治療ではなく、痛みを和らげる「緩和ケア」を選びました。「機械に生かされるより、あなたや子供たちと自宅で、私らしく過ごしたい」。その彼女の強い意志を尊重し、思い出の詰まった自宅で、私は彼女を看取りました。

3年前に手放した会社、昨年見送った妻、そして失ってしまった多くの資産。 気づけば、私の人生を支えていたものは全てなくなり、私はたった一人、残されていました。

事務所の窓から、ただぼんやりと目の前の敷島公園の松林を眺めるだけの毎日。私の心は、凍てついた冬のままでした。

私は、不動産と資産のプロです。だからこそ、妻が亡くなった後、次に何をすべきか、どの書類が必要か、頭では全て分かっていました。 しかし、頭と心が、まるで引き裂かれるようでした。悲しみに耐えながら、機械のように役所の窓口に立ち、冷静な専門家として手続きを進めなければならない。その、あまりにも非情な現実と、たった一人で向き合う孤独。その辛さは、今も、私の胸に深く刻まれています。

「もう、自分の人生は終わった」。本気でそう思っていました。

そんな私を救ってくれたのは、40歳から始めたランニングと、新しく家族になった真っ黒なミニチュアシュナウザーの「チカちゃん」でした。

マラソンで出会った仲間たちは、私の過去の実績も、背負った傷も知りません。ただ「走る」という一点だけで繋がっている彼らと、無心で汗を流す時間。その、なんの利害関係もない人間関係が、私の凍った心を少しずつ溶かしてくれました。

人は、自分が思っている以上に、知らないところで誰かに支えられている。 そして、チカちゃんのような小さな命にも、等しく救われている。

人であれ、動物であれ、命の大きさに変わりはない。ただそこに「温もり」があるだけで、人はまた前を向く力を取り戻せるのだと、身を持って知りました。

私は、自分の生い立ちを思い返しました。私は、生後8ヶ月で実母を亡くし、父の再婚により、新しい母の愛情を受けて育ちました。子供ながらに肌で感じてきた「再婚家庭」特有の空気、複雑さ、そして家族になっていく過程の温かさ。

その記憶と、今の私の状況が重なった時、一つの確信が生まれました。

全てを失ってもなお、もう一度立ち上がろうとする人。 新しいパートナーと、人生を共にしようとする人。

そんな方々の目の前には、感情の問題だけでなく、必ず「財産分与」や「相続」、そして「住まい」といった現実的な壁が立ちはだかります。

死別や再婚家庭で育ったという『共感できる心』。 そして、その現実の壁を壊すことができる、不動産と相続の『専門知識』。

この二つが私の中にあるのは偶然ではありません。 これらは全て、人生で最も複雑で、しかし最も希望に満ちた「再婚」という挑戦に臨む方々を、心と実務の両面から支えるために、私に与えられた武器なのではないか、と。

妻は亡くなる直前、私にこう言ってくれました。「私が逝ったら、あなたは絶対に一人でいちゃダメ。早く素敵な人を見つけて、幸せになってね」と。

その言葉は、罪悪感に縛られていた私の心を解き放ち、「もう一度、自分の人生を生きていいんだ」という勇気をくれました。 そして、私と同じように、過去の悲しみや孤独の中で、一歩を踏み出せずにいる方々に、「あなたも、幸せになっていいんだよ」と伝え、その背中を支える存在になりたい。

その強い想いが原点となり、私は今、ライフ・リビルディングを立ち上げました。

私は、ただお相手を紹介するだけのカウンセラーではありません。

• 再婚専門のカウンセラーとして、あなたの過去の痛みやお子様への想いに、当事者として寄り添います。

• 不動産と相続のプロとして、再婚の壁となる「住まい」や「将来」の問題を、私が直接解決します。

• そして、人生の伴走者として、あなたがもう一度、心から笑える日が来るまで、絶対にそばを離れません。

もし、あなたが今、孤独の中で震えているなら。 どうか、私にその話を聴かせてください。 私は、あなたの「最後の味方」になります。

私は、ただお相手を紹介するだけのカウンセラーではありません。

• 再婚専門のカウンセラーとして、あなたの過去の痛みやお子様への想いに、当事者として寄り添います。

• 不動産と相続のプロとして、再婚の壁となる「住まい」や「将来」の問題を、私が直接解決します。

• そして、人生の伴走者として、あなたがもう一度、心から笑える日が来るまで、絶対にそばを離れません。

もし、あなたが今、孤独の中で震えているなら。 どうか、私にその話を聴かせてください。 私は、あなたの「最後の味方」になります。