こんにちは。ライフ・リビルディング代表の森田です。
※はじめに
本記事は、特定の候補者や政党を支持・推奨するものではありません。あくまで今回の選挙結果と世間の反応に基づき、カウンセラーの視点で「日本人の価値観の変化」について考察したものです。
注目された前橋市長選挙。
現職候補には、選挙戦のさなか、センセーショナルなプライベートの問題(不倫報道)が報じられました。
一昔前の日本なら、この時点で勝負あり。「不道徳だ」「人間失格だ」と袋叩きにあい、実績など関係なく表舞台から消えていたでしょう。
しかし、結果は違いました。
なぜ、これほどの逆風の中でも支持されたのか?
私は市外(高崎)から冷静に見ていて、そこには2つの大きな「心理の変化」があったように感じます。
1. 「清廉潔白」より「実利」を取る欧米化
一つ目は、多くの有権者が「仕事とプライベートは別」と割り切ったことです。
「聖人君子のような立派な人だけど、何も変えてくれない」よりも、
「私生活で躓きはあったけど、給食費無料化などの『結果』を出してくれる」方を選んだ。
これは、日本人のメンタリティが、良い意味でドライに、欧米化してきた証拠です。
「完璧な人なんていない。なら、私の生活を良くしてくれる能力(実利)を評価しよう」という、大人のリアリズムが勝ったのです。
2. 「正義の暴走」への嫌悪感
もう一つ、ネットや街の声で多く聞かれたのが、「叩きすぎではないか?」という意見です。
確かに不倫は褒められたことではありません。
しかし、それを鬼の首を取ったように責め立て、人格まで否定する周囲の攻撃性に、逆に「やりすぎだ」「そこまで言う必要があるのか?」と、弱い立場に追いやられた側への同情(判官贔屓)が集まりました。
人は、完璧な正義を振りかざす人よりも、「泥にまみれて攻撃されている人」の方に、人間臭さを感じて応援したくなる生き物なのかもしれません。
■ 婚活も「減点法」から「加点法」へ
この選挙結果は、私たちの「結婚観」にも通じる話です。
婚活をしていると、どうしても相手の粗探しをして、「ここがダメ」「あそこが普通じゃない」と「減点法」で見てしまいがちです。
まるで、選挙で政治家のスキャンダルを探すように。
でも、今回の前橋市民の選択を見てください。
彼らは「マイナス(スキャンダル)」を見なかったことにしたのではなく、それ以上に「プラス(仕事の実績・能力)」を評価したのです。
私たち「ライフ・リビルディング」が大切にしているのも、この視点です。
離婚歴がある、子供がいる、年齢を重ねている、、、
それは欠点ではありません。
大切なのは、「じゃあ、この人はパートナーとして何をしてくれるのか?」「一緒にいてどんな安心感があるのか?」という中身(実利と人間性)です。
完璧な履歴書の人を探すのは、もうやめませんか?
多少の傷や過去があっても、「今の私を幸せにしてくれる力がある人」。
そんな「人間味のあるパートナー」こそが、これからの時代、最強の味方になってくれるはずです。